先週、北京にある中国語サロンへ取材に行きました。このサロンでは、毎週一つのテーマを決め、参加者はそれについて互いに発表したり議論したりします。
先週のテーマは「愛情」でした。外国人が、中国語でこんな難しいテーマを討議することができるの?ちょっと心配していましたが、皆さんはリラックスしたムードのなか、楽しそうに意見を交わしていました。自分の知っている簡単な言葉で、自分の考えをちゃんと表していました。
一番印象に残ったのは、ある日本女性が話していた物語です。彼女は高校2年の時、北京の高校に転校してきました。そして、同じクラスの中国人学生のことを好きになったのです。でも、その時、彼は勉強が忙しくて、彼女の気持ちを受け入れてくれませんでした。高校を卒業して、彼女は日本に戻りました。しばらくして、なんと好きだった彼が日本に留学に来ることになりました。日本で再会し、ふたりはつきあいはじめました。それから5年が経ち、彼は日本の大学院を卒業して、北京に帰ることにしました。彼女は、彼への愛情を貫くため、彼と一緒に北京に行くことを決めました。今、ふたりは北京で幸せに暮らしているのだそうです。拍手!拍手!このような物語は、いままでドラマや映画でしか見たことがありませんでした。彼女の話を聞いて、涙がこぼれるほど感動しました。皆さんは、このような物語を聞いたことがありますか?もしあれば、ぜひ教えてください。
さて、今週の番組をちょっと紹介します。
お便りのコーナーでは、リスナーの方から寄せられた中国観光の感想思い出話や、番組を聞いた感想などを紹介します。ほかにも、漢方のエイズ治療についての質問や、北京地下鉄建設の質問にお答えします。
「ホットホット通信」は、今回取材した中国語サロンの話です。このサロンは、中国語学習者にとって本当にいいところです。ぜひ聴いてください。
「kokuseiが聞く」のコーナーでは、杉本静夫さんのインタビューをお送りします。杉本さんは、高校の教員をやっているかたわら、NPO法人日中交流クラブの役員として活躍しています。インタビューではどんな面白いお話を聞かせてくれるのか?楽しみにしてください。
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