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殷絮の 山梨からこんにちはーー日本一高い山に登った(四)
   2006-09-15 16:26:27    cri

 こんにちは、殷絮です。2006年6月から半年間、テレビ山梨で研修生活を送っています。日本で見たこと、感じたことを、毎週レポートさせていただきます。よろしくお願いします。

 実は、今回の富士登山には重要な任務がありました。それは番組撮影です。山登りしながら、私と先輩アナウンサーの小嶋さんがやりとりするシーンを撮影しなければなりませんでした。同行スタッフの皆さんは、たたでさえ厳しい登山なのに、カメラやバッテリー、ライトなどいろんな機材を背負って山に登っていました。最終的には、3日目の夜に中継もしなければなりません。

 初日の夜、旅館のベッドでなかなか眠れずにいました。同行スタッフの皆さんもあまり寝付けないようでした。夕食のときは、「すっかり疲れたから、今夜はぐっすり眠っていい夢でも見ようかなあ」と話していたのに。標高が高いため、ふだんの環境とはかなり違っています。ですから、昼間はいくら疲れていても、夜中になると眠れないのかもしれません。

 頭の中で、ずっと1日のできごとを振り返っていました。自然の美しさを感じたというよりは、日本人スタッフのみなさんが真面目に仕事に取り込んでいる姿に感銘を受けた1日でした。いつもの私なら、とっくに音を上げていたでしょう。でも、今回はそうはいきませんでした。撮影機材もたくさんあるため、みんなで荷物を分担して運ばなければなりません。人数が少ないため、一人でだいたい15キロから20キロぐらいの荷物を背負うのです。

 そんななか、カメラマンは撮影ポイントをさがしながら、黙々と山を登りつづけていました。同じ撮影ポイントでも、風景の撮影とアナウンサーたちのトーク、複数のシーンを撮影することもありました。でも、誰も文句を言わず、仕事を順調に進めるためにみんな一所懸命頑張っていました。そんな皆さんの顔を見ていたら、「疲れた」とはちっとも感じませんでした。旅館についた瞬間、はじめて「疲れた」という声が聞こえたほど、道中はみんな仕事に集中していたのです。

 翌朝のご来光を待ち望みながら、日本人の熱心な仕事ぶりに改めて感心していました。

                                        (つづく)

インジョ
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