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9月12日、中国外務省定例記者会見
   2006-09-13 18:02:11    cri

 9月12日の中国外務省秦剛スポークスマンの定例記者会見のうち、日本に関する問題の一問一答は次の通り。

 問 1972年の中日関係正常化の際、中国政府は日本人を戦争指導者と一般国民に分けて中国国民を説得した。安倍官房長官はきのう、公開討論の中で、それは中国の理解であり、いわゆる日本人の理解ではないと述べたが、中国はどう受け止めるか。また日本の農水省副大臣が8月、個人として台湾を訪問し、陳水扁氏と会談したと伝えられるが、コメントは。

 答 中国政府は一貫して日本との善隣友好協力関係を非常に重視している。われわれは「歴史を鑑とし、未来に目を向ける」精神にのっとり、中日間の三つの政治文書を基礎に、日本との関係を発展させることを願っている。現在、中日関係には困難が生じており、その原因は皆さんもよく承知しているとおりだ。歴史問題の適切な処理は中日関係の政治的基礎にかかわっており、日本と隣国との関係改善に役立ち、日本自身の国際的イメージにもプラスである。われわれは日本が中国と共に努力し、現在の困難を乗り越え、賢明な政治決断を下して、両国関係の正常な発展の政治的障害を完全に取り除き、中日関係を早期に健全かつ正常な発展の軌道に戻すよう希望している。

 二つ目の質問については、中国政府は中国と国交のある国がいかなる名目で台湾と公式の往来を行うことにも一貫して反対している。われわれは日本が中日間の三つの政治文書で約束したことを守り、一つの中国の原則に従って台湾にかかわる問題を処理するよう希望している。

 問 自民党総裁選で大きくリードしている安倍晋三氏は、当選したら、靖国神社を公開の形で参拝しないと言っているが、どのように受け止めるか。

 答 靖国神社問題で、中国の立場は一貫しており、明確である。われわれは現在もその立場を堅持している。目下、中日関係は困難にぶつかっている。中日関係が健全で正常な発展の軌道に戻ることができるどうかのカギは日本が賢明な政治決断を下し、両国関係の正常な発展に影響を与えている障害を完全に取り除けるかどうかにある。われわれは日本が中国と共に努力し、同じ目標に向かって進み、中日関係改善のために積極的に努力するよう希望している。

 問 先ごろ、日本の皇室に男児が誕生したが、コメントは。

 答 これを祝福したい。

 問 先月、中国海洋石油公司のホームページに春暁油ガス田が全面開発生産段階に入ったという国家発展・改革委員会副主任の発言が掲載されたが、ほどなく削除された。外交部は春暁油ガス田が全面開発生産段階に入っていると考えるか。実際の開発生産状況はどのようなものか。春暁油ガス田開発について、中国側は日本に通知したのか。中日双方は東海油ガス田の共同開発を希望しているが、中国側は中間線より西の海域には係争はないとしている。それならばこの海域での共同開発の可能性はあるのか。次回の東海問題協議はいつ行われるのか。

 答 あなたのいくつかの質問は互いに関連しており、一括して答えたい。あなたが指摘したホームページに掲載された文章について、私はよく知らないが、この問題に対する中国政府の原則的立場は説明できる。

 春暁油ガス田開発は中日間で係争のない中国近海で行われているもので、中国の主権的権利を行使する正常な活動である。あなたの質問の本質は「中間線」を前提に共同開発について話し合うかどうかということだ。いわゆる「中間線」は日本側が一方的に持ち出したもので、中国はこれまでに受け入れたことはなく、現在も、今後も受け入れることはない。中国側は「中間線」を前提にして共同開発問題を話し合うことは受け入れない。中国が日本との係争のない、中国近海地区で油ガス開発を行うのは、完全に主権内のことである。われわれには日本側に事前に通報したり開発の状況を通報したりする義務はないし、その必要もない。

 東海の境界線はまだ画定されておらず、中日間のこの問題での係争は協議、交渉を通じて解決すべきであり、われわれは日本側が新たな矛盾やトラブルをつくり出すことに反対する。

 中日間の東海に関する協議はすでに6回行われた。第6回協議で双方は今後も協議を続けることで合意した。次回協議をいつ行うかについては、双方でさらに意思疎通をはかり、協議する必要がある。

日本
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