今年の北京の夏、やっぱり異常ですね。例年、北京の夏は雨が少なく、すごく乾燥しているうえに暑いです。しかし、最近は雨が多く、早くも秋が来たかのような涼しさで、ちょっと寒いと感じることもあります。町に出ると、長袖のジャケットを着ている人も目にします。

　天気予報によりますと、これから１週間は雨が降り続けるそうです。涼しくて過ごしやすいのはいいのですが、雨が異常に多ければ、農民たちにとっては災いですね。それによって、今年は凶作の恐れがあるかもしれないと心配しています。私は雨の日が好きですが、やっぱり８月になったら、夏らしい天気に戻るよう期待しています。

　今週、リスナーのみなさんから、中国の台風による被災地区へのお見舞いのお便りをたくさんいただきました。日本のテレビでも報道されていたと思いますが、中国の福建省や広東省、湖南省などでは、台風の影響で大きな被害が出ています。現在、中国各地で被災地区に対する援助活動が行われています。日本にいるリスナーのみなさんからこのような暖かいお便りをいただいて、感動しました。

　お便りのコーナーでは、老後生活についてのお便りを紹介しました。結構格好いい老後生活を送っている方がいらっしゃるんですね！それは一体どんな生活でしょうか？ぜひ聞いてください。

　「ホットホット通信」は、文学の話題です。先日、第１７回福岡アジア文化賞の受賞者が発表されました。今回大賞を受賞したのは、中国の有名な作家・莫言です。莫言さんは１９５５年生まれで、１９８１年から作品を発表し続けてきました。有名な作品は「赤い高粱一族」や「白い犬とブランコ」などがあります。日本の方は、莫言さんの小説についてあまりご存知ないかもしれませんが、中国映画「赤いコーリャン」や「至福のとき」、「故郷の香り」を見たことがあるでしょう？これらの映画の原作は、すべて莫言さんの小説です。今週は、その莫言さんのインタビューをお届けします。

　先週お休みした「kokuseiが聞く」のコーナーは、原田桂子さんのインタビューの続きをお送りします。お楽しみに。