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沖縄の歌を歌う琉球村の係員 |
サトウキビを搾る水牛 |
琉球村は沖縄の文化・芸能・自然を見て体感できるテーマパークである。訪れて見る価値のあるところである。
着いたその日も、本土から来た観光客や修学旅行の生徒らたくさんの人がいました。ここは琉球王国の文化や風俗を理解する上で最高の場所とされ、現地政府はまた、沖縄の各地から100年から200年の歴史を持つ一般的民家や邸宅を、この琉球村に集めた。旧仲宗根家は1984年読谷村落喜味より移築された一般的民家である。私はその民家に上がって出されたお茶を飲みながら、一休みをした。面白く化粧した"係員"は三味線を持って、沖縄の歌を何曲も歌って聞かせてくれました。すばらしいメロディーだった。12年前に沖縄を訪れた私はその沖縄の独特のメロディーに引かれて、喜納昌吉と日出克のCDを買った。女性の方は琉球の楽器・サンバの打ち方を気持ちよく教えてくれた。
製糖工場(沖縄の言葉ではサーターヤと言う)で、滅多に見られない風景を目にした。昔の格好をする優しそうなおじさんは水牛を引っ張ってサトウキビを搾っている。絞りたてのサトウキビジュースを大鍋で炊き、冷ましたら出来上がり。それは沖縄の名物とされる黒糖である。黒糖を幾袋買った。友達へのお土産だ。
のんびりと水牛が働く昔ながらの製糖風景は深い印象に残った。
ここ琉球村では、古代の数々の神祭り行事を行うそうで、いくつかご紹介しておく。
弥勒(みろく)
人々の幸せや農作物の豊かな実り、村の繁栄をもたらしてくれる神様。旧暦の7月16日にみろく節と共に大きな団扇を持って愛嬌をふりまく。
獅子舞
おおらかな鷹揚でどこか間の抜けた動作と面構えは南島人の特色を表現する。
ジュリ馬
旧暦1月20日にジュリ(遊女)達が美しい紅型の衣装に身を包み、木馬の手綱を振りながら、ユイ、ユイ、ユイと歌三味線に合わせて舞い歩く。
マミドーマ
農耕の振る舞いを取り入れた庶民の集団舞踊。くわやへらなどの農具を持ち、にぎやかに踊る。
エイサー
沖縄各地の旧盆に行われる盆踊りの総称。「エイサー、エイサー」という念仏歌の声がその名の起こり。祖霊の供養を目的とした青年による躍動的な踊り。そういえば、1995年12月に取材で沖縄を訪れ、首里城の正殿の前でこの「エイサー」を見た。実に迫力のある躍動的な踊りで、何十枚も写真を撮った。沖縄からかなり離れた東京では見ることのできない踊りである。
沖縄、人情や魅力にあふれ、もう一度行って見たい。
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