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変わる東京都心の社寺
   2005-12-19 14:11:20    cri

スピリチュアルな空間での"新感覚"な取り組み

 社寺とはつまり、「神社」と「寺」。かつての日本社会では「氏神制度」、「檀家制度」が大変よく機能しており、社寺は前近代的な役所機能も併せ持つ、地域の暮らしには欠かせない存在であった。しかし時が下り現代に至ると、社寺の営みは形式化され、社寺には年始の初詣や受験祈願、各種法事や祭事などで足を運ぶのみ、という日本人が増え、高度経済成長の影で、各地域における社寺の求心力は弱まったかのように見えた。

 しかし最近、東京をはじめとする都市の社寺に新たな変化が見られるようになった。社寺をステージとするジャズライブやピアノコンサート、エスニック舞踊やファッションショーなどの企画が次々に生まれ、オフィス街では寺の境内でくつろぐビジネスマンやビジネスウーマンの姿も目につき、ついにカフェを併設する寺も登場した。20代の若い僧侶はインターネットを駆使して「わかりやすい仏教コンテンツ」と「僧侶としての日常」を広く情報発信しており、転じて仏教法話がライブイベントと融合するなど、情報感度の高い若者にとってこうした社寺は遠い存在で無くなりつつある。

 このように、再び公に開かれ始めた「社寺」の取り組みは、単なる一過性のものではなく、さまざまなつながりや思いに根ざした新たなムーブメントと言える。

 光明寺

 浄土真宗本願寺派・光明寺に所属する僧侶、松本圭介氏(法名:紹圭)は26歳。東京大学哲学科を卒業後、仏教の考えにひかれて同寺で働き始め、2003年に試験に合格して僧侶となる。「こんなに深くて広いものは仏教を置いて他にはない」という思いから、インターネットサイト「彼岸寺」を開設し、自身が考えていること、僧侶としての所感、 "坊主"としての何気ない毎日等々を日々情報発信するというユニークな「伝道」で、一般的な僧侶のイメージを覆し、同世代の若者を中心に大きな共感を呼んでいる。

 神谷町オープンテラスは、光明寺の本堂を利用して開かれたオープンスペース。地下鉄日比谷線神谷町駅にも近く、平日は多くのビジネスピープルでにぎわうオフィス街である。「せっかくここにお寺があるのだから、もっと多くの人に活用してほしい」という僧侶・松本圭介氏の思いに共感した有志が集まり,ソファとテーブル、灰皿、無線LAN、そして貸出自由の書棚を設置。本堂の2階部分にあたるこのオープンテラスからは、眼下に寺院併設のよく手入れされた墓地が並び、その向こうに森木立、そしてさらに向こうには東京タワーがそびえ立ち、まさに都会のオアシスともいうべき景観が楽しめる。4月~10月の常時オープン期間中には、飲み物とお菓子もオーダーできるため、お弁当を持ち込んでランチタイムを過ごす人も多い。

日本
v 陳広文画展 東京日中友好会館で開催 2005-12-13 16:55:38
v 呉越華、「覚えておきたい中国語の歌」出版記念コンサート東京で開催 2005-12-07 14:36:12
v 「2005国際ロボット展」東京で開催 2005-12-02 15:21:20
v 第五回中国留学フェア、東京で開催 2005-11-23 11:09:47
v NHK紅白歌合戦 司会はみのさん、山根さん 2005-11-18 10:12:17
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