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元八路軍の日本人兵士「中日友好のため、百歳まで努力」
   2005-09-04 20:17:42    cri

9月の3日午前に、中国人民の抗日戦争及び世界反ファシズム戦争の勝利六十周年の記念大会が人民大会堂で行なわれましたが、この大会に参加した元八路軍の日本人兵士前田光繁さんと小林寛澄さんは記者に、「胡錦涛国家主席の講演を聞いて感動したと同時に、深く考えさせられた」と述べました。

前田光繁さんと小林寛澄さんは中国の抗日戦争期間中、中国共産党の率いた八路軍に参加した人たちです。

前田光繁さん

小林寛澄さん

前田光繁さんは今年88歳、1937年に中国に来て、1938年に八路軍の捕虜となりましたが、その後、中国で反戦同盟に参加し、反戦同盟華北連合会の議長を勤めました。そして1958年に日本に帰り、日中友好運動に参加し、東京都日中友好協会の理事を勤めました。

小林寛澄さんは、今年86歳、1941年に八路軍の捕虜となり、そのあと反戦同盟山東省膠東地区濱海支部の部長を勤め1950年代に日本に帰国しています。

前田さんは記者に、「胡錦涛国家主席はその講演で、中国侵略戦争に参加した日本軍兵士は戦争で罪を犯したことを悔やみ、実際行動で日中友好を推し進めている。これら人々の良知と勇気は高く評価されるべきだと述べた。胡主席のこの話はわれわれ元日本軍兵士を感動させた。胡主席はまた、中国人の過去、現在と未来に触れたが、そのことから、われわれは、中国人が平和を大切にし、平和と発展の道を選んでいくという強い意志が読み取れた」と語りました。また、前田さんは日本国内で一部の者が軍国主義の復活を企んでいることに憂慮を示した後、「私は今年88歳だが、百歳まで生きていきたい。これからも反戦活動に参加し、中日友好のために努力していく」との決意を表しています。

小林寛澄さんは、なぜ八路軍に参加したかと記者に聞かれ、「1941年の6月19日、私は中隊の機関銃手として、部隊の撤退を掩護したが、負傷して八路軍に捕らえられたことから、何回も自殺を試みた。でも八路軍兵士に助けられ、近くの村に送られた。私の頭から血が流れているのを見て、八路軍の医師は手当てをしてくれ、また、美味しい食べ物もくれた。私の服が汚れているのを見て、八路軍兵士の服もくれた。その後、山東省膠東地区にある八路軍の根拠地で、八路軍兵士から「社会科学叢書」をもらい、そのシリーズを読んで、日本の侵略戦争の間違った本質を悟り、八路軍に参加し、中国人民と共に、この侵略戦争に反対することを決意したのだ」と話してくれました。最後に小林さんは、「胡錦涛国家主席の講演は私を感動させた。中日両国は一衣帯水の隣国であり、平和的に共存しなければならない。日中両国が今後、世々代々友好的に付き合っていくよう心から願っている」と語っていました。

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