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中国大陸部映画興行週間ランキング(2017.12.18–2017.12.24)

2017-12-31 11:25:29     cri    
 馮小剛(フォン・シャオガン)監督の話題作『芳華(YOUTH)』が2週連続1位に。興行収入は8億元を突破しました。また、中日合作として注目される陳凱歌(チェン・カイコー)監督の時代劇ファンタジー『空海―KU-KAI―(中国題:妖猫伝)』が、日本に先駆けて中国で公開スタート!チェン監督は以前にも同じく時代劇ファンタジー作品の『プロミス(原題:無極)』を中日合作で手がけているため、この2作品を比較する人も多いことでしょう。前作に対する酷評が多かったことから、今作への反応が気になるところです。

  単位:万元

~作品紹介~

【1位】芳華(Youth)

公開日:2017年12月15日

監督:馮小剛(フォン・シャオガン)

主演:黄軒(ホァン・シュエン) 苗苗(ミャオ・ミャオ) 鐘楚曦(チョン・チューシー) 楊采鈺(ヤン・ツァイユー)

 馮小剛(フォン・シャオガン)監督の最新映画『芳華(Youth)』が2週連続1位をゲット。脚本は『金陵十三釵』(2011)や『妻への家路』(2014)などの張芸謀(チャン・イーモウ)作品でも知られる小説家の厳歌苓が担当。本作は1970年代の激動の中国を舞台に、理想と激情に溢れる軍隊の演芸団=文工団の少年少女たちが、運命に立ち向かいながら成長していく姿を描く人間ドラマとなっており、主演は人気若手俳優の黄軒(ホァン・シュエン)に、フォン監督に見出された新人女優の苗苗(ミャオ・ミャオ)、鐘楚曦(チョン・チューシー)、楊采鈺(ヤン・ツァイユー)といったフレッシュな顔ぶれ。また、厳歌苓と馮小剛は初タッグではありますが、2人共若い頃に文工団に所属していた経歴を持つことから、思い入れの強い作品に仕上がっています。

【2位】空海-KU-KAI- 美しき王妃の謎(中国題:妖猫伝)

公開日:2017年12月22日

監督:陳凱歌(チェン・カイコー)

主演:染谷将太 黄軒(ホァン・シュアン) 張雨綺(キティ・チャン) 阿部寛 秦昊(チン・ハオ)

 今年注目の中日合作は陳凱歌(チェン・カイコー)監督の怪奇ファンタジー『空海―KU-KAI―(中国題:妖猫伝)』。原作は、『エヴェレスト 神々の山嶺』『陰陽師』など、多数の著作が映像化されているベストセラー作家・夢枕獏の『沙門空海唐の国にて鬼と宴す』です。7世紀の中国唐代が舞台で、遣唐使として中国に渡った若き日の空海と、友人であり天才詩人の白楽天が、共に一連の事件を探る中で、やがて歴史が生み出した巨大な謎と対峙するという物語です。2011年から5年かけて温められてきた本作品は、総製作費150億円、スタッフ1000人を動員するなど日中共同製作映画としては史上最大規模のプロジェクトとなりました。日本での公開は東宝とKADOKAWAの初の共同配給映画として、2018年2月24日を予定しています。

【3位】機器之血(Bleeding Steel)

公開日:2017年12月22日

監督:張立嘉(レオ・チャン)

主演:成龍(ジャッキー・チェン) 羅志祥(ショウ・ルオ) 欧陽娜々(オーヤン・ナナ) 夏侯雲姗(シャーホウ・ユンシャン)

 成龍(ジャッキー・チェン)の最新作はジャッキーも初挑戦というSFアクション『機器之血(Bleeding Steel)』。人造人間の秘密を握る少女ナンシーをめぐって、成龍(ジャッキー・チェン)演じるエージェントや、羅志祥(ショウ・ルオ)演じるハッカーなど様々な勢力が熾烈な争奪戦を繰り広げるストーリーです。主演には、成龍(ジャッキー・チェン)や羅志祥(ショウ・ルオ)のほか、チェリストとしても活躍中の若手女優、欧陽娜々(オーヤン・ナナ)が抜てきされています。

【4位】心理罪之城市之光 (The Liquidator)

公開日:2017年12月22日

監督:徐紀周(シュー・ジージョウ)

主演:鄧超(ダン・チャオ) 阮經天(イーサン・ルアン) 劉詩詩(リウ・シーシー)林嘉欣(カリーナ・ラム)郭京飛(グオ・ジンフェイ)

 中国の作家、雷米の人気ミステリー小説シリーズ『心理罪』の第2弾が一般公開スタート。同シリーズはネットドラマ版が2015年から配信をスタートし、2016年12月に第2シーズンの配信が終了しました。映画シリーズの第1弾『心理罪』では、張芸謀(チャン・イーモウ)の第1副監督を務めた中国第6世代監督の一人、謝東燊(シェー・ドンシェン)がメガホンを取り、李易峰(リー・イーフォン)と廖凡(リャオ・ファン)が主演を務めていましたが、この第2弾では監督がドラマ界で活躍している徐紀周(シュー・ジージョウ)にバトンタッチし、主演には大陸と台湾を代表する実力派、鄧超(ダン・チャオ)と阮經天(イーサン・ルアン)が抜擢されました。ネット投票で人の生死を操る闇の殺人事件を食い止めるため、天才刑事が奔走する物語となっています。

【5位】リメンバー・ミー(中国題:尋夢環遊記)

公開日:2017年11月24日

監督:リー・アンクリッチ エイドリアン・モリーナ

主演(吹替):アンソニー・ゴンザレス ガエル・ガルシア・ベルナル アラナ・ユーバック ベンジャミン・ブラット レニー・ヴィクター アナ・オフェリア・ムルギア

 日本の「お盆」に当たるメキシコの「死者の日」をテーマにしたディズニー&ピクサーの新作映画『リメンバー・ミー(中国題:尋夢環遊記)』が中国でロングヒット中。主人公ミゲルとその家族の再生を描いた感動的な作品です。本作の舞台となっているメキシコでは実際の「死者の日」に合わせ2017年10月27日に世界初公開され、オリジナルアニメ作品史上最高の初動記録となる930万ドルを記録しました。米国では11月22日、中国では11月24日に公開スタート。日本公開は来年3月16日を予定しています。

【6位】奇門遁甲(The Thousand Faces of Dunjia)

公開日:2017年12月15日

監督:袁和平(ユエン・ウーピン)

主演:大鵬(ダーポン)倪妮(ニー・ニー) 李治廷(アーリフ・リー) 周冬雨(チョウ・ドンユィ) 伍佰(ウー・パイ)

 中華圏で武術指導の大御所としても知られえる袁和平(ユエン・ウーピン)監督がメガホンを取り、あの徐克(ツイ・ハーク)がプロデュース&脚本を担当するアクション大作が好評上映中!中国古代を舞台に、「奇門遁甲」という占術に精通した様々な剣士たちが結集し、宇宙からの妖怪を退治するため奮起する物語となり、中国式のスーパーヒーロー映画と言っても過言ではありません。個性あふれるヒーローたちを演じるのは喜劇で活躍中の大鵬(ダーポン)、張芸謀(チャン・イーモウ)監督作品『金陵十二釵』(2011)で鮮烈なデビューを飾った倪妮(ニー・ニー)、香港を拠点に活躍中の李治廷(アーリフ・リー)、同じく張芸謀(チャン・イーモウ)監督作品『サンザシの樹の下で(原題:山楂樹之恋)』(2010)でデビューした女優の周冬雨(チョウ・ドンユィ)、それに台湾出身のロック歌手と音楽プロデューサーの伍佰(ウー・パイ)。このような多彩なキャスティングにも注目が集まっています。

 

【7位】パディントン2(中国題:帕丁頓熊2)

公開日:2017年12月8日

監督:ポール・キング

主演:ベン・ウィショー ヒュー・ボネヴィル ヒュー・グラント サリー・ホーキンス

 世界40カ国以上で翻訳され、3500万部以上を売り上げる英マイケル・ボンドの児童文学『くまのパディントン』を実写映画化した2014年のファミリー映画『パディントン(中国題:帕丁頓熊)』の待望の続編が中国で公開中。ペルーのジャングルの奥地からはるばるイギリスのロンドンへやってきた小熊のパディントンですが、今度は大好きなルーシーおばさんの100歳の誕生日プレゼントを買うために、窓ふきなど人生初のアルバイトに挑戦。しかし、ある日そのプレゼントの絵本が何者かに盗まれてしまう事件が発生し、警察の手違いでパディントンが逮捕されてしまう事態になります。日本公開は2018年1月19日に決定。

【8位】解憂雑貨店(Miracles of the Namiya General Store )

公開日:2017年12月29日

監督:韓傑(ハン・ジェ)

主演:王俊凱(ワン・ジュンカイ) 迪麗熱巴(ディリラバ) 董子健(ドン・ズージエン) 李鴻其(リー・ホンチー) 秦昊(チン・ハオ)

 アジア圏で大人気の日本人ミステリー作家、東野圭吾のベストセラー小説『ナミヤ雑貨店の奇蹟』を原案とする映画『解憂雑貨店(Miracles of the Namiya General Store)』が12月29日の中国公開を前に先行上映実施中!同小説の日本版映画が9月に公開されており、本作はその中国版リメイクとも言えます。また、今年4月に中国版リメイクが一般公開された『容疑者Xの献身(中国題:嫌疑人X的献身)』に続き、東野圭吾の作品が中国でリメイクされるのはこれで2回目となりました。中国版タイトルは「解憂雑貨店」で、万達影業と英皇影業が共同で制作を手掛けており、中国的要素も取り入れた「癒し系ファンタジー」に仕上がっています。監督は、賈樟柯(ジャ・ジャンクー)の助監督を務め、日本でも知られる『ワイルドサイドを歩け(原題:頼小子)』や『ミスター・ツリー (原題:Hello! 樹先生)』の韓傑(ハン・ジェ)。また、ベストセラー作家で映画監督の韓寒(ハン・ハン)が芸術指導として脇を固めています。さらに、作品の中心となる3人組は、人気アイドルグループの王俊凱(ワン・ジュンカイ)、ウイグル族出身の若手女優、迪麗熱巴(ディリラバ)と若手俳優の董子健(ドン・ズージエン)が出演。メインキャラクターが男性3人から男性2人と女性1人に変更されたことは、面白い設定であるとして東野圭吾氏ご本人にも認められているそうです。 

【9位】ゴッホ 最期の手紙(中国題:至愛梵高・星空之謎)

公開日:2017年12月8日

監督:ドロタ・コビエラ ヒュー・ウェルチマン

主演(吹替):ダグラス・ブース ジェローム・フリン ヘレン・マックロリー クリス・オダウド シアーシャ・ローナン

 印象派の巨匠、ゴッホの死の謎を、全編油絵風のアニメーションで描き、解き明かしていく異色のサスペンスドラマ。郵便配達人ジョゼフ・ルーランの息子であるアルマンが、父の友人で自殺した画家のゴッホが弟のテオに宛てた手紙を託されるところから物語は始まります。テオに手紙を渡すためパリへと向かったアルマンは、なぜゴッホは自殺したのかを想い始めます……。実写映像をもとに約6万5000枚におよぶ油絵が描かれ、さらにアニメーション化するという稀に見る手法で話題となっている本作、日本ではこの11月に公開されました。

【10位】七十七天(Seventy-Seven Days)

公開日:2017年11月3日

監督:張漢唐(チャン・ハンタン)

主演:張漢唐(チャン・ハンタン) 江一燕(ジャン・イーイェン)

 中国の探検家・楊柳松が青海チベット高原にある羌塘無人区を一人で走破する77日間の実録を映画化した作品がトップ10をキープ。張漢唐(チャン・ハンタン)が監督と主演を務め、美人女優の江一燕(ジャン・イーイェン)が脇を固めています。 (ミン・イヒョウ、謙)

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