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中国大陸部映画興行週間ランキング(2017.11.6–2017.11.12)

2017-11-17 10:19:29     cri    

 「独り身の日」として始まった11月11日が、いつからか米国の「ブラックフライデー」に当たる「セールの日」として定着。しかし、小売商戦の波は映画館にまでは届かず、11月11日に向けたニューエントリーは5本に落ち着いたものの、客入りは着実な数字を見せました。

~作品紹介~

【1位】マイティ・ソー バトルロイヤル(中国題:雷神3:諸神黄昏)

公開日:2017年11月3日

監督:タイカ・ワイティティ

主演:クリス・ヘムズワース トム・ヒドルストン ケイト・ブランシェット イドリス・エルバ ジェフ・ゴールドブラム テッサ・トンプソン カール・アーバン マーク・ラファロ アンソニー・ホプキンス 浅野忠信

 「マーベル」のスーパーヒーロー映画最新作『マイティ・ソー バトルロイヤル(中国題:雷神3:諸神黄昏)』が中国で2週連続1位をゲット。内容的には2013年の映画『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』に続くもので、ソーのハンマーを破壊するほどの力を持つ強敵に戦いを挑むストーリーとなり、「アベンジャーズ」の一員であるソー役を演じるクリス・ヘムズワースや、その弟であるロキ役のトム・ヒドルストンに加え、『ブルージャスミン』などのケイト・ブランシェットが新たに参戦。11月3日に米中日同時公開となりました。

【2位】オリエント急行殺人事件(中国題:東方快車謀殺案)

公開日:2017年11月10日

監督:ケネス・ブラナー

主演:ケネス・ブラナー ミシェル・ファイファー ペネロペ・クルス ジョニー・デップ ジュディ・デンチ ウィレム・デフォー ジョシュ・ギャッド デイジー・リドリー レスリー・オドム・Jr

 世界各国で何度も映画・ドラマ化されてきた推理小説の名作、アガサ・クリスティの『オリエント急行の殺人』が今年、ケネス・ブラナーの監督と主演により映画化を実現しました。トルコ発フランス行きの寝台列車オリエント急行で、尊大な富豪ラチェットが刺殺されたところからストーリーが始まります。目的地以外に共通点のない12人の乗客が列車内の密室殺人事件に巻き込まれ、乗り合わせた世界一の名探偵エルキュール・ポワロが事件の謎に挑みます。主演のケネス・ブラナーのほか、ジョニー・デップ、デイジー・リドリー、ジュディ・デンチら豪華キャストが共演し、不朽の名作に新しい息吹をもたらしています。また、ブラナー自身が「もしこの作品が興行的に上手くいけば、アガサ・クリスティの別の作品を映画化する意欲がある」と述べ、続編制作の可能性も示唆しています。同作の日本公開は2017年12月8日の予定。

【3位】狂獣(The Brink)

公開日:2017年11月10日

監督:李子俊(ジョナサン・リ)

主演:張晋(マックス・チャン) 余文楽(ショーン・ユー) 文咏珊(ジャニス・マン) 呉樾(ウー・ユエ)

 香港の李子俊(ジョナサン・リ)監督の新作が初登場3位。張晋(マックス・チャン)と呉樾(ウー・ユエ)演じる香港警察の2人組が「とんでもない」陰謀と黒幕に挑む香港色の強いポリスアクションで、共演は香港の人気俳優、余文楽(ショーン・ユー)と、モデルとしても活躍してる文咏珊(ジャニス・マン)。

 

【4位】ジオストーム(中国題:全球風暴)

公開日:2017年10月27日

監督:ディーン・デブリン

主演:ジェラルド・バトラー ジム・スタージェス エド・ハリス アンディ・ガルシア

 名作パニック映画『インディペンデンス・デイ』などの脚本を手掛けた映画プロデューサー、ディーン・デブリンの監督デビュー作が中国で好評上映中。映画の舞台はテクノロジーが更なる発展を遂げた近未来の地球。地球上の天候をコントロールするために打ち上げた人工衛星が突如暴走し、地球上の至る所に未曾有の大災害をもたらしはじめるというディザスターパニック映画です。日本公開は2018年1月19日。

【5位】七十七天(Seventy-Seven Days)

公開日:2017年11月3日

監督:張漢唐(チャン・ハンタン)

主演:張漢唐(チャン・ハンタン) 江一燕(ジャン・イーイェン)

 中国の探検家・楊柳松が青海チベット高原にある羌塘無人区を一人で走破する77日間の実録が遂に映画化。張漢唐(チャン・ハンタン)が監督と主演を務めるもので、美人女優の江一燕(ジャン・イーイェン)が脇を固めています。

【6位】密戦(ETERNAL WAVE)

公開日:2017年11月3日

監督:鐘少雄(ビリー・チョン)

主演:郭富城(アーロン・クオック) 趙麗穎(チャオ・リーイン) 張翰(チャン・ハン) 張藍心(チャン・ランシン) 任達華(サイモン・ヤム)

 『澳門風雲(The Man From Macau)』などを制作してきた香港の鐘少雄(ビリー・チョン)監督の最新作は、中国スパイ映画の元祖ともされる『永不消逝的電波』(1958)のリメイク作品『密戦(ETERNAL WAVE)』。原作は中国映画史に名を残す名作で、淞滬会戦後に上海の抗日戦線で無線を使って秘密任務を遂行する諜報員たちの活躍を描いたストーリーです。約60年越しの映画リメイクということで、中国映画界で大きく注目されています。

【7位】羞羞的鉄拳 (ONE HUNDRED THOUSAND BAD JOKES II)

公開日:2017年9月30日

監督:宋陽(ソン・ヤン) 張吃魚(チャン・チーユ)

主演:艾倫(アレン・アイ) 馬麗(マー・リー) 瀋騰(シェン・タン)

 舞台劇の映画化に挑戦中の喜劇団体「開心麻花」の最新作がロングヒット中!「開心麻花」の活動ですでにトップコメディアンの仲間入りを果たした艾倫(アレン・アイ)や馬麗(マー・リー)、瀋騰(シェン・タン)が主演を務めており、艾倫の演じるボクサーと馬麗が演じる女性スポーツ記者が突然の感電事故により体が入れ替わり、互いの人生をめちゃくちゃにするために一連のトラブルを起こす物語となっています。『君の名は。』を思わせる要素もありますが、喜劇団体ならではの「とんでもない」ストーリー展開に注目です。

 

【8位】ポケモン・ザ・ムービーXY&Z ボルケニオンと機巧のマギアナ(中国題:精霊宝可夢:波爾凱尼恩与機巧的瑪機雅娜)

公開日:2017年11月11日

監督:湯山邦彦

主演(吹替):松本梨香 大谷育江 牧口真幸 梶裕貴

 日本では2016年7月16日公開の『ポケットモンスター』劇場版第19作が1年越しに中国で公開されました。『ポケットモンスター』のTVゲームや携帯ゲームなどは中国でも大人気を誇っているため、この劇場版の公開はゲームファンの間で注目を集めています。

【9位】天生不対(Perfect Couple)

公開日:2017年11月10日

監督:谷徳昭(ヴィンセント・コク)

主演:周渝民(ヴィック・チョウ) 薛凱琪(フィオナ・シッ) 鄭中基(ロナルド・チェン) 

 香港の映画監督・脚本家・俳優である谷徳昭(ヴィンセント・コク)がメガホンを取る最新作は台湾F4の一人、周渝民(ヴィック・チョウ)と香港の人気女優、薛凱琪(フィオナ・シッ)を主演に迎えたラブコメ。周渝民(ヴィック・チョウ)演じる風水師が自分と八字(出生の年・月・日・時間の4項目を十干と十二支の2字ずつで表わした計8字。風水や結婚にまつわる判断に使う中国古代の風習)が合わない女性と恋に落ちる物語です。

 

【10位】十八洞村(Hold Your Hands)

公開日:2017年10月12日

監督:苗月(ミャオ・ユエ)

主演:王学圻(ワン・シュエチー) 陳瑾(チェン・ジン) 白威(バイ・ウェイ) 陳西貝(チェン・シーベイ)

 中国の農村で展開される貧困扶助活動をテーマとした社会派映画がトップ10をキープ。主演は中堅俳優の王学圻(ワン・シュエチー)です。

(ミン・イヒョウ、謙)

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