王毅国務委員兼外交部長は3日、外交部で開かれたメディア発表会で「習近平国家主席は要請を受け、ボアオ・アジアフォーラムに出席する。開幕式で基調演説を行うほか、各国のトップや政府首脳、国際組織の責任者、理事長らとの会談や、国内外の投資家との座談会に臨む。習主席は今回で3回目の出席であり、習主席本人と中国政府がこのフォーラムを重要視し、支持していることを表すものだ」と述べました。

　王部長はまた、「今年は中国の改革開放政策40周年にあたる年であり、中国共産党第19回党大会の精神を徹底し実行する皮切りの年でもある。この重要な歴史的節目にあたり、習近平国家主席がフォーラム開幕式に出席し、一連の活動を行うことは、新時代における中国の特色ある大国外交のさらなる推進と、アジアと世界の人類運命共同体の構築、及び人類の平和と発展の促進にとっていずれも重要な意義がある」と指摘した上で、「習主席はフォーラム参加に際し、中国の対外開放政策のさらなる拡大や、改革事業徹底の再スタートなど、外部から注目されている一連の問題について説明を行い、中国の改革開放政策の新たなアクションについて発表する予定だ」と紹介しました。

　今回のフォーラムは、国連のグテーレス事務総長を初め、オーストリアのアレクサンダー・ファン・デア・ベレン大統領、フィリピンのドゥテルテ大統領、モンゴルのフレルスフ首相、オランダのルッテ首相、パキスタンのアバシ首相、シンガポールのリー・シェンロン首相、国際通貨基金（IMF）のラガルド専務理事が出席する予定です。このうちオーストリア大統領、オランダ首相、モンゴル首相、シンガポール首相、国連事務総長は中国を訪問する予定です。（殷、森）