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<全人代>習総書記、共産党幹部の道徳性を強調

2018-03-11 15:04:37     cri    

(記者:全宇虹、呉倩)

 2012年に開催された中国共産党第18回全国代表大会の後、習近平総書記は「中国を治めるカギは共産党、共産党による共産党管理、厳格な党内統治にある」と繰り返し話してきました。過去数年間、トップの失脚が相次いだ重慶市は、中国共産党中央の綱紀を粛正し、紀律を守り、クリーンな政治環境を再建する決心を国内外に示す重要な窓口となりました。

 今年は、去年行われた中国共産党第19回全国代表大会の精神を実施する最初の年となります。10日、習総書記は重慶市代表団の審議に初めて参加し、改めてクリーンな政治環境の構築に触れ、重慶市の代表者60人を前に、地元で働く馬善祥さんを褒め称えました。

基礎が弱ければ山も地もどよめく=習近平

 重慶江北区観音橋街道弁事処で調査の仕事をしていた馬さんは、10日の審議で、総書記を前に第19回党大会精神による現場の変化を説明しました。これに対して総書記は、「中国の特色ある社会主義という建物には支えが必要である。共産党の指導は中を貫く骨組みで、共産党中央は大黒柱である。基礎も大切である。基礎が弱ければ山も地もどよめく。現場の基礎が共産党支部だ。現場管理を強化するには馬さんのような人が多数必要」と話しました。


重慶江北区観音橋街道弁事処の馬善祥さん

 「第19回党大会の精神が我々にもたらした変化を総書記に説明した。『地元に根付いた、いい話だった』と言われ、大変光栄だ。帰ったら、優秀な共産党員としての責任を負って、エネルギーを伝えるために役割を発揮したい。総書記の姿勢やマルクス主義、社会主義の核心的価値観、理想や信念などを若者たちに説明するつもりだ」と話しました。

幹部は政治モラルを重視しリーダーシップを発揮すべき

 総書記は、重慶市の幹部らが団結し、冷静さを保ち、質の高い発展を進めてハイレベルな生活を作り出すことを期待して、「政治環境は自然の生態環境と同じで、油断すると汚染される。いったん問題が生じたら回復にかなりの犠牲を払う」と強調しました。

 クリーンな政治環境には先導役が必要。

 総書記は「教育に力を入れ、違反者への処罰と同時に模範を示す。各レベルの共産党幹部がリーダーや模範者としての責任を負い、自分自身、そして考えや日ごろの業務を念頭に、群れを先導する役割を果たすように」と指摘しました。

 「幹部は政治モラルの堅持を」総書記、3点の内容を説明

 道徳性を養う

 ――理想や信念を固め、共産党らしさを堅持し、原則的な是と非の問題ではっきり判断し、試練を前に恐れず、誘惑を前に立場を変えず。

 公徳を守る

 ――主旨に対する認識を強め、心から人民に奉仕し、公のために党を立て、 民のために政治を行う (立党為公、 執政為民)という理念を守り、輝かしい暮らしへの人民の願いが我々の目標だという約束を果たし、私心をなくせば天地は広くなる。

 私徳を厳格に

 ――自分の品行を厳しく管理し、私欲を戒め、私心を捨てて公のために尽くす。クリーンを保ち、身を修め、家庭を清らかにし、親族による政治への不当関与を防ぐ


重慶市巫山県共産党委員会の李春奎書記

 「総書記は、我々共産党委員会の書記に要望を出した。それは心には党、民、責任、戒めがあることだ。その戒めとは、自分に厳しく、そして家族や周りの職員をうまく管理することだ。自分に厳しさがないと、他人を動かせない。こうした要望を徹底させ、現場リーダーの責任を背負って、腕をまくって頑張る」と話しました。

心に法律とルール 手に法律とルールの戒め

 重慶市人民代表大会常務委員会の張軒主任が中央政府に対し、各クラスの幹部に対し法治意識を向上させるよう求めました。これに対して総書記は、法治は各クラスの幹部の知識における基礎的な内容でいい提案であると答えました。

 総書記は過去の重慶の状態を踏まえて、「法治を堅持し、人治に反対する。法治と徳治の両方を重視しなければならない」と強調しました。

 ――憲法や法律を常に敬意を表し、率先して憲法や法律の範囲内で活動し、法律に定められた権限やルール、プロセスに沿って権力を行使し、職務を実行する。

 ――政治意識、大局意識、核心意識、一致意識を強化し、共産党の政治紀律や政治ルールを守り、共産党中央の権威性や集中的で統一的な指導を守って、党の路線や方針、政策、共産党中央による政策決定を完全徹底していく。

 ――法律や道徳の力、法治と徳治の働きを緊密に結びつけ、自分や他人による管理を結びつけ、社会主義の核心的価値観を世の中に植え付けて実行させ、良好な道徳習慣を作り出し、封建的な腐敗という道徳文化の逆行を防ぐ。


重慶市涪陵区南沱鎮睦和村共産党支部の劉家奇書記

 「総書記は、重慶市の実際の状況に合わせて、庶民の声に合った意見や要望を出した。共産党の現場責任者として感銘した。自ら手本となるように行動する」と話しました。(殷、森)

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