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<政協>「中国の今を世界に発信したい」=政協委員

2018-03-04 16:37:51     cri    

 全国政治協商会議第13期全国委員会第1回会議が3日、北京で開幕しました。開幕会に先立ち、雑誌「人民中国」の総編集長でもある王衆一政協委員は報道陣に対し、新しく選出された委員として、現場の視点から国の重要な政策について提言を行い、国際社会に向けて中国の今を伝えていきたいとの考えを示しました。

 初めての政協会議参加について王委員は、「委員の構成が大きく変化しており、『地域密着』として現場で活躍する人が多く、親しみを感じる。われわれは現場にいるので、自分の担当分野はよく知っている。こうした細かい視点を国全体の政策と照らし合わせて、提案内容を吟味していく」と述べました。

 「人民中国」は1953年に創刊され、総合的な中国の情報を紹介する月刊誌であり、「中日両国民の友情の架け橋で中国事情を知る教科書」と評価されています。総編集長を務める王委員は、長年にわたり日本向けの報道活動や交流事業に携わっています。今回、政協委員を務める上で、中国の今を世界にどのように伝えていくかについてスポットをあてたいと言っています。

 王委員はまた、「去年行われた第19回党大会報告で、新たな発展理念や国政運営策を打ち出された。これが対外報道され、海外の人々との相互理解や友情増進が進み、多くのリソースがもたらされた。これらを有機的に統合させ、海外へ正確かつ迅速に伝えることが、我々にとって今後の大きな課題となる」と話しました。

 また、2日に行われた記者発表会で、今大会の王国慶報道官が日本との関係について触れました。「このところ日本は、中国との関係についてプラスの情報を発しており、両国関係に前向きな兆しが見える。中日双方はこうした有利な局面を捉えて、中日間の4つの政治文書と4つの原則的共通認識を踏まえて、両国関係を正常な軌道に戻すように取り組み、ハイレベルな往来に向けてポジティブな環境を作るべきだ」と指摘しました。これを受けて王委員は、対外友好界の政協委員として、中日関係の改善にできる限りの貢献をしていきたいと表明しました。

 王委員は、「民間レベルでは関係改善を望む声が高く、冷え込んだ状況が続くことは望ましくないと見ている。一方で中日両国には、不確定要素が存在していることも事実である。現在の中日関係は、ハードルを越えつつある状態で、もろさの中に置かれている。これを突破するには皆の努力が必要であり、今の貴重な局面を大切にしなければならない。私もこの場で自分なりの役割を果たしていきたい」と意気込みを語りました。(洋、森)

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