全国政治協商会議第13期第1回会議が3日午後3時から北京の人民大会堂で開幕しました。習近平国家主席をはじめとする国家指導者らが出席しました。

　この中で、兪正声全国政治協商会議議長が第12期全国政治協商会議常務委員会を代表して活動報告を行い、過去5年間の成果を振り返った上で、今後5年間の活動についての提案をしました。兪議長は、「過去5年間、人民政治協商会議は政治協商体制の改善、民主監督機能の強化、団結・連携作業の拡大、職務能力養成の強化などに務めてきた。新たな全国政治協商会議は、習近平新時代の中国特色ある社会主義思想を深く貫き、小康社会（いくらかゆとりのある社会）の全面実現に焦点をあて、社会主義現代化国家を全面的に建設する新しい旅路における諸問題についての提言・提案を行う。それとともに、協商民主を政治協商、民主的監督、参政・議政の全活動に溶け込ませ、中華民族の偉大な復興を実現するためのプラスエナジーを幅広く蓄えて、委員の責任意識を強化し、職務能力を全面的に高めていかなければならない」と語りました。

　第13期全国政治協商会議の委員は計2158人、平均年齢55.9歳で、大学卒業以上の学歴を持つ委員は1971人です。また、半数以上が新規委員となっています。

　今回の会議では全国政治協商会議常務委員会の活動報告、提案活動状況に関する報告、中国人民政治協商会議規程修正案が審議されるほか、全国政治協商会議の新指導者が選挙により選出されます。また、全国政治協商会議の委員らは第13期全国人民代表大会第1回会議の関連大会に列席し、政府活動報告や憲法修正草案の聴取および討論に参加する予定です。（ミン・イヒョウ　謙）