外務省の耿爽報道官は22日の定例記者会見で、旧正月の大晦日に放映された年越し番組「春節晩会」(日本の紅白歌合戦に相当)で、人種差別とされる場面があったとの指摘に対して、「中国は、あらゆる人種差別に一貫して反対している。このような形で中国とアフリカ諸国の関係を引き裂こうとする狙いは失敗に終わるはずだ」と述べました。
今月15日に中央テレビ局で放映された「春節晩会」で、中国の著名プロデューサーである娄乃鳴氏が顔を黒塗りしてアフリカ人に扮する場面がありました。これに対して、イギリスのBBCテレビや新聞「デイリー・テレグラフ」、「ザ・サン」、そしてアメリカの雑誌「タイム」などの著名メディアが、人種差別にあたると指摘していました。
これについて耿報道官は、「中国とアフリカの友情は固くて破れない。アフリカとの関係やこれまでのパートナー実績は、アフリカ諸国の各政府や国民たちがよく知っているはず」と語りました。(任春生、森)
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