米国防省が発表した『2018国家防衛戦略』の中に中国への非難が含まれていることを受けて、外務省の華春瑩報道官は22日の記者会見で、「冷戦思考を捨て、今の世界と中米関係を正しく認識してほしい」と米国に呼びかけました。
報道によりますと、『2018国家防衛戦略』の中国に関連する部分には、「中国の将来の戦略的意図は、米国に取って代わって世界の主導的地位に就くことである」との記述があるということです。
これについて、華報道官は「米国の報告は冷戦思考と(一方の利益が他方の損失になる)『ゼロサムゲーム』の、時代遅れの観念に満ちている。中国の外交・国防政策を故意に歪曲して大国間の戦略的競争を誇張するなど、根本的に誤っている」と批判しました。
さらに、華報道官は「米国は中国の戦略的意図を歪曲するのを止め、中国と同じ方向に向かって進み、相互に尊重し合って協力し、意見の不一致をコントロールすることで、中米関係の長期にわたる健全で安定した発展を維持すべきだ。これこそが両国の人民と世界各国にとっての有益で正確な選択である」と主張しました。(ミン・イヒョウ 謙)
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