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王毅外相、ルワンダ大統領と会談

2018-01-14 15:09:20     cri    

 王毅外相は13日、アフリカ中部ルワンダの首都キガリで、カガメ大統領と会談しました。

 王外相は習近平主席の言葉を伝え、「中国はルワンダと国政運営の経験をシェアして、交流を通じて、政治的信頼や、実務協力、相互理解、国や地域の問題に対応する能力を引き上げていきたい。今年、北京で開催される中国・アフリカフォーラムを、友好や団結を強める歴史的な大会にしたい」との期待を寄せました。

 一方、カガメ大統領は「現在、アフリカは課題とチャンスに直面している。アフリカは中国を信頼しており、アフリカでより大きな役割を発揮して欲しいと期待している。我々は、現在議長国を務めているアフリカ連合(AU)の改革や、アフリカの発展に取り組み、中国との友好関係の発展をさらに後押ししていく方針だ」と示しました。

 会談後の記者会見で、王外相は「中国の外交活動として、毎年最初にアフリカを訪問することが恒例になっており、もう28年も続いている。アフリカは常に外交面で優先的な存在であり、中国がアフリカの信頼できる友人でパートナーであることを国際社会に訴えるものだ」と述べました。

 今回の王外相のアフリカ歴訪で、ルワンダは最初の訪問先です。カガメ大統領が去年3月に中国を訪れた際に、両国のパートナー関係強化について習主席とコンセンサスに達しました。各分野での交流を通じて、相互信頼や、実務協力、相互理解、国や地域の問題に対応する能力の引き上げへ取り組んでいくことで合意しています。

 王外相はまた、「中国・アフリカフォーラムは、アフリカ諸国との対話や互恵協力を行う重要な場であり、また世界的な規模で、大きな効果を得られる南南協力の場でもある。今年は中国で開催されるが、アフリカ諸国の願いに応えて、首脳級会合にすると決定した。習主席と、共同議長国を務める南アフリカの大統領は、すべての加盟国の首脳を招待する予定だ。カガメ大統領は要請を受け入れ、AUの議長国として出席することになる。アフリカの友人たちと交流を深め、前回のヨハネスブルグからさらに発展した会合としていきたい」と述べました。

 また王外相は、「一帯一路」の構想について、「アフリカ各国は、習主席が掲げた『一帯一路』イニシアティブを評価している。双方での共同建設を通じて、新たなエネルギーを注いで互恵協力をレベルアップさせ、本格的な戦略的パートナー関係を新しい段階に引き上げていきたい。『一帯一路』は、ユーラシア大陸を根源としており、アフリカはその自然や歴史の延長である。『一帯一路』を建設していくのにアフリカは欠かせない」と示しました。

 そして、「われわれは、国連の2030アジェンダ、AUの『アジェンダ2063』(2063年までのアフリカの政治、経済、社会に関するビジョン)、またルワンダの『ビジョン2020』(2000年に策定された中長期的発展計画)などのアフリカ諸国の取り組みと『一帯一路』をつき合わせていく。この上で、アフリカの発展を、中国の発展、ユーラシア大陸の振興、地域統合、経済のグローバル化と結びつけていく」と紹介しました。

 そして、王外相はルワンダのムシキワボ外相との会談で、「中国は、ルワンダがAU議長国として、アフリカの団結や繁栄を促進し、より大きな役割を果たすことを支持する。ルワンダと共に北京で開催するフォーラムで、『一帯一路』とアフリカ諸国の取り組みを結び付け、双方の本格的な戦略パートナーシップのレベルアップを実現させたい」と期待を寄せました。

 これを受けてムシキワボ外相は、「ルワンダは現在、『ビジョン2020』を実施しており、中国の支持を期待している。『一帯一路』は各国が地域協力を強化するモデルとなっており、中国と意思を疎通させて、北京でのフォーラムを成功させるよう務めていきたい」と述べました。(殷、森)

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