パレスチナは2日、イスラエル議会がエルサレムへの統制を強化する法案を可決したことに対して、「違法だ」と強く非難しました。

　パキスタン大統領府のナビール・アブー・ルダイナ報道官はこの日、公報を発表し、「イスラエル議会が可決したこの法案や、米国のトランプ大統領がエルサレムをイスラエルの首都と見なしたことは『違法』であり、パレスチナ人に対する宣戦だ」と示しました。

　ルダイナ報道官はまた、「エルサレム問題を排除した政治的解決案はいずれも結果が出せない」と強調しました。

　イスラエルは2日、政府がエルサレムの地位を変更する場合は、3分の2を超える議員の支持が必要だとする法案を可決しました。これに対して、「イスラエルがエルサレムに対する実効支配を強めるためだ」との見方が出ています。（RYU、森）