外務省の耿爽報道官は2日の定例記者会見で、中国アフリカ協力サミットが今年中国で開かれることを明らかにしました。さらに、その目的について、「中国とアフリカの指導者が再び北京で一堂に会し、双方の友好協力の在り方について協議するすると共に、新時代における中国・アフリカ協力の青写真を描き、一層高水準な協力共栄関係と共同発展の実現について咨っていく」と述べました。

　習近平国家主席は1日、南アフリカのズマ大統領と祝電を交わし、両国の国交樹立20周年を祝いあいました。さらに、習主席は祝電の中で、中国政府が2018年に中国アフリカ協力サミットを中国で開催することを宣言しました。

　これについて、耿報道官は、「中国と南アフリカは現在、中国アフリカ協力フォーラムで共同議長国を務めている。2015年、習主席はズマ大統領との共同主宰の下で、本フォーラムのヨハネスブルグサミットを開催、成功を収めた。2018年、次回のフォーラムが中国で開かれることになるが、南アフリカを含む多くのアフリカ諸国からは2018年のフォーラムのサミットへの格上げを望む声が多くあげられている。フォーラムのアフリカ側メンバーのこうした強い希望を受け止め、また、中国とアフリカの関係発展に向けた現実的需要の角度から、中国側は2018年のフォーラムをサミットとして開催することを決定した」と紹介しました。（洋、む）