韓国の趙明均（チョ・ミョンギュン）統一相は28日、「平和こそが文在寅（ムン・ジェイン）大統領による朝鮮半島政策の主要な目標である。現段階において朝鮮への制裁と圧力を継続する目的は、朝鮮を対話の軌道に戻すことにある」と明らかにしました。

　趙統一相は当日午前に開かれた記者会見で、「文大統領の朝鮮半島政策には、朝鮮核問題の解決および半島の平和実現、朝韓関係の持続可能な発展、半島の新経済共同体の構築という、3つの目標が含まれている」と示しました。

　また、韓国側の朝鮮半島政策における2つのビジョンについて、趙統一相は、「一つは『平和共存』である。平和は安全保障と経済発展の前提となるものだ。もう一つは『共同繁栄』である。韓朝双方は互いに助け合い、共同で繁栄する朝鮮半島を築き上げ、さらには半島を越えた経済協力を行って、北東アジア周辺諸国と共に開放と共同繁栄を実現させていく」と述べています。（殷、謙）