フィリピンのドゥテルテ大統領はこの式典で、「今回のASEAN議長国として、『革新を抱き、世界に溶け込む』というテーマに沿って、経済共同体、政治共同体、文化共同体という三本柱の調和に取り組んでいる。経済統合を強化して、共通のアイデンティティーを確立した上で、それぞれの独自性や多様性の維持に努めている」と述べました。また、「ASEANは設立当初から、加盟国以外との有意義で建設的な交流体制を確立しており、これからも世界へ融け込んでいく」と述べています。

　今回のASEANサミットでは、統合に向けてのプロセスについて話し合いが行われる予定です。そして、終了後は、第20回中国・ASEAN（10+1）首脳会合、第20回ASEAN・中日韓（10+3）首脳会合や、第12回東アジアサミットなど、一連のトップ会合が行われる予定です。（怡康、森）