双方は、「今年に入り、中米関係は大きな進展を遂げてきた。中米関係は両国国民の生活の質に影響するだけでなく、世界の平和、安定、繁栄にも影響している。協力こそが中米両国にとって唯一の正しい選択であり、共栄こそがより美しい未来を導く」との見解を示しました。

　習主席は席上、「中米関係は新しい歴史の出発点に立っている。中国政府は米国政府とともに、互いに尊重しあいながら互恵共栄の関係を築き、協力に注力し、齟齬をコントロールし、両国民の生活により多くの手ごたえを与えると共に、地域と世界中の人々にもより多くの生活面の手ごたえをもたらしていきたい」と述べました。

　さらに、「中米間の４つのハイレベル対話メカニズムの確立は、私とトランプ大統領がマール・ア・ラーゴで合意した戦略的決定であり、両国関係の発展にとって重要な土台の役割を果たしている。４つのハイレベル対話は全体的、戦略的影響力を持つ重要な問題にフォーカスしながら、それぞれの協力プロジェクトを着実に実現し、共通利益を拡大しつつ、妨害要素を速やかに、且つ適切に排除し、中米関係の長期的且つ安定した発展を確保していきたい」と期待を寄せました。

　これに対し、トランプ大統領は「米中関係は偉大な関係であり、米中協力は両国の根本的利益に合致するもので、眼下の世界における重要な問題の解決にとっても極めて大切である。私は習主席との意思疎通を密にし、米中関係の一層の発展を後押しし、両国が国際的問題の対処においてより密接に協力していけるよう努めたい」との考えを示しました。（Lin、む）