崔天凱駐米中国大使は30日、「米国のトランプ大統領が間もなく北京で習近平主席と会談を予定している。両首脳による2度目の会談は、中米の関係発展の方向を示すものとなり、両国関係のさらなる発展と協力の深化、齟齬のコントロールなどを推進できるだろう」との展望を示しました。
崔大使は当日、中国大使館で国内外メディアの合同取材を受け、トランプ大統領の公式訪問、朝鮮核問題、中米経済貿易関係などの問題をめぐり、記者の質問に答えました。
中米関係について、崔大使は、「先頃閉幕した中国共産党第19回全国代表大会は、中国の今後数十年の先行きを描き、中国が終始平和的発展の道を歩み続けることを再確認し、互恵共栄の開放戦略を堅持し、各国と共通利益を拡大することを謳い、特に米国を含む大国との調和と協力の強化を明確にしている。これはトランプ大統領の訪中にふさわしい環境を創造するものであり、今回の訪中の基礎となっている」と述べました。
また、崔大使は「両首脳の2度目の会談は、中米関係の長期発展に方向性を示すものとなり、より良いプランを描くことができる。両国はハイレベルな戦略対話を行い、共通認識を形成することは、両国のみならず、国際社会の利益につながるものだ」と述べています。
トランプ大統領訪中期間の議題について、崔大使は「朝鮮半島核問題と中米経済貿易問題などが当然含まれることになるが、議論の準備はできており、きっと成果が上がることと信じている」と述べました。(殷、む)
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