24日に閉幕した中国共産党第19回全国代表大会では、対外開放の扉を開き、富強、民主、文明、調和のとれた社会主義現代化国家の建設を進めていくことが強調され、以下の8つの項目について成果が示されました。
1.「一帯一路」の構築
「一帯一路」構想の提出から4年が経ち、中国は現在、ロシア、モンゴル、ベトナム、キルギス、サウジアラビア、エジプトなど23カ国にとっての最大の貿易パートナーとなっている。
2.貿易強国の建設
中国の外資導入額は25年連続して発展途上国で1位となっており、過去5年で、外資管理の理念・手段・制度には大きな変化が起きた。中国で登記された企業は、平等に扱われている。
3.生産能力に関する協力
2012年から2016年にかけて、中国企業の対外投資による貿易収入は7兆2000億ドルに達した。また、1兆9000億ドル規模の輸出入額を実現させており、鉄鋼、セメント、非鉄金属、自動車、機械、紡績、化学工業などの分野において生産能力に関する国際協力が進められている。
4.自由貿易区と自由貿易港
上海や天津など11の国家レベルの自由貿易試験区はより大きな改革の自主権が与えられるようになる。
5.多角的な貿易
中国・東南アジア諸国連合(ASEAN)自由貿易区の建設はほぼ完成しており、中国とニュージーランド、シンガポール、パキスタン、チリ、ペルー、コスタリカ、アイスランド、スイス、韓国、オーストラリアなど22の国や地区と自由貿易協定を結んだ。
6.現代化した経済システムの建設
2013年から、中国のハイテク産業の外資導入額は毎年11.7%増、外資企業によるハイテク製品の輸出入は毎年10.4%増となっている。外資系企業が中国に設立した研究開発センターは2400カ所を超えており、今後、中国は製造強国となる目標を掲げて発展していく。
7.グローバルな人材募集
中国はより積極的・開放的・効果的に世界の人材を募集している。特に、国際レベルの戦略科学技術人材、リーダー的な役割を果たす人材、科学技術分野の若手人材、ハイレベルのイノベーションチームなどが歓迎される。
8.ヘルシーチャイナ戦略
中国は農村部振興戦略とヘルシーチャイナ戦略を実施し、国民の全ライフサイクルにおける健康サービスを提供する。
(殷、謙)
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