ラブロフ外相はその際、イラン核問題、シリア問題、朝鮮半島問題、ウクライナ問題などについてティラーソン国務長官と意見を交わしました。イラン核問題について、ラブロフ外相は「イランは核合意の中のすべての義務を履行している。各側はイラン核合意を遵守すべきだ」と指摘しました。
トランプ米大統領は就任後、イランに対して強硬な立場を取っており、合意を破棄するとも話しています。メディアは「トランプ大統領は近いうちにイランが合意を遵守していないと判断し、新たな対イラン政策を発表して、制裁を課すかどうかの決定を議会に委ねるだろう」と予測しました。
2015年7月、イランはイラン核問題に関連する6か国(米国、イギリス、フランス、ロシア、中国、ドイツ)と核合意に達しました。合意の内容として、イランによる核開発を制限する約束と、国際社会による対イラン制裁の解除、IAEA(国際原子力機関)によるイランの合意の履行状況の監督などが定められています。(殷、謙)
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