中国の汪洋副首相は8日、ハバロフスクでトルトネフ露副首相と、中国の東北地区やロシアの極東地区、バイカル湖地区における政府間協力委員会第一回会議を開きしました。

　汪副首相は「中国の東北地区とロシアの極東地区、バイカル湖地区における実務協力の強化は、習近平国家主席とプーチン大統領が達した重要な合意であり、両国協力の戦略的方向でもある。去年11月に双方は、関連の政府間協力委員会の改組と成立を確認して以降、極東地区の開発で両国の協力が大きな進展を遂げた。中国はロシアにとって極東地区で投資額が最も大きい国となっている」と述べた後、今回会議について「主な課題は、ここ一年間の協力の成果をまとめ、次の協力の方向と重点を明らかにし、両国首相の第22回定例会合のために準備を整えることだ」と明らかにしました。

　これに対し、トルトネフ副首相は「中国はロシアにとって、地域協力の強化における重要なパートナーである。近年、ロシアの極東地区やバイカル湖地区と中国の東北地区との協力が絶えず強まり、貿易と相互投資が急速に伸びている。同江鉄道大橋、黒河道路大橋、浜海一号と二号国際交通回廊などのプロジェクトが安定的に進められている」と述べ、今回の会議によって、今後の協力に良い基盤が築かられるものと信じていると表明しました。（Mou）