5日、国内外の専門家や学者などが、北京で、グリーン金融国際シンポジウムを行いました。金融システムの構築、資本市場の発展、投資家の育成、金融事業の実践などといったテーマで討議されています。経済学者は「新たな発展理念により、中国のグリーン金融が本格的な成長段階に入った。世界への普及に向けて役割を果たしている」と考えています。

　グリーン金融とは、環境改善の支援、気候変動対応、エネルギーの節約や効率化のための経済活動のことです。今回のシンポジウムは、中国金融学会グリーン金融専業委員会や国連環境計画など5つの部門が共同開催したもので、さらなる推進を目指して、グリーン金融の具体的な手段や品目について話し合いました。

　参加した中国人民銀行の殷勇副総裁は「中国は、初めてグリーン金融体系を整えた国である。中国の呼びかけによるG20グリーン金融研究グループは、グリーン金融の世界への普及に向けて実務的な意見が示されている」と述べました。（殷、森）