第9回BRICS首脳会合の本会議が4日、福建省アモイ市の国際会議センターで行われました。習近平国家主席が主宰するこの会議に、南アフリカのズマ大統領、ブラジルのテメル大統領、ロシアのプーチン大統領とインドのモディ首相が出席しました。5カ国の指導者らは『BRICSパートナー関係の全面深化で、さらなる明るい未来を切り開く』をテーマに、現在の国際情勢、グローバル経済ガバナンス、BRICS協力、注目を浴びる国際問題と地域問題について深く意見を交わしました。また、BRICS協力10年のプロセスを振り返り、開放性と包容性、互恵協力のBRICS精神を再確認し、コンセンサスを達成して、BRICS協力の未来の発展の方向性を明確にしました。

　本会議内の「大規模会議」では、習主席は「BRICSパートナー関係の全面深化により、さらなる明るい未来を切り開いていく」と題する重要演説を発表し、「BRICS協力10年の輝かしいプロセスを積極的に評価し、BRICS第2の『黄金の10年』の開拓を強調して、協力により5カ国の国民に恩恵をもたらしていく」と表しました。

　また、習主席は「BRICS協力がこのような速いスピードで発展を収めることができたのは、相互尊重、相互協力のおかげである。手を携えながら、各国の国情に適した発展の道に従い、開放と包容、互恵協力の精神で継続的に経済、政治、人文交流を推し進め、平和と正義を提唱し、ほかの新興国と発展途上国と共に、良好な外部環境を作っていく」と示しました。（雲、謙）