習近平国家主席は9月3日午後、福建省アモイ市で第9回BRICS首脳会合の一環として行われたBRICSビジネスフォーラムの開幕式に出席し、基調演説を行いました。この演説について専門家は、「習主席はBRICSの次の十年の発展における基本的な考えを打ちたてた。BRICS協力は今後、必ずやさらなる発展を収めていくだろう」と評価しています。

　北京師範大学BRICS国家協力センターの王磊主任は、「BRICSビジネスフォーラムは2010年以来、BRICS国家間においてビジネス界のエリートの相互交流や、BRICS協力の発展を推し進める重要なプラットフォームとなり、各企業のBRICS協力への参加を効率的に促す役割を果たしている」と述べました。

　習主席は基調演説の中で、BRICS国家の次の十年の発展について4つの希望を提出しました。1つ目に、BRICS協力をいっそう深め、5カ国の経済成長を後押しすること。2つ目に、BRICSの責任を確かに担い、世界の平和と安定を維持すること。3つ目に、BRICSの役割を発揮し、グローバル経済のガバナンスを完備すること。4つ目に、BRICSの影響力を拡大し、広範囲のパートナー関係を築いていくことです。

　これに対して、現代国際関係研究院の陳鳳英氏は、「BRICS国家協力システムの将来の方向性は、すでにこの4つの希望の中に含まれている。今回のフォーラムの内容は非常に内容豊かで、習主席の演説も非常に意義があるものだった。BRICSの次の十年の基本的な考えが定められたことで、BRICS協力はさらに発展していくだろう」と指摘しました。（雲、謙）