習近平国家主席は4日、新興市場国と発展途上国との対話会のためアモイを訪れているメキシコのペニャニエト大統領、タイのプラユット首相と会談しました。
ペニャニエト大統領との会談で、習主席は「メキシコが『一帯一路』枠内の協力に深く参与し、『一帯一路』建設のラテンアメリカへの拡大における重要拠点になることを歓迎する。中国・ラテンアメリカ運命共同体を構築する中で、中国とメキシコとの関係発展が模範的な役割を果たすよう期待する」と述べました。
これに対し、ペニャニエト大統領は、「『一帯一路』構築に積極的に参加し、中国との貿易、投資、エネルギーなどの協力を強化して、国際の場におけるコミュニケーションを密接にしていきたい」と応じました。
また、タイのプラユット首相との会談で、習主席は「『一帯一路』建設の共同推進に関する覚書や今後5年間に向けた『戦略的協力共同行動計画』を実行に移し、投資や鉄道建設、インターネット金融などの協力を深め、人的交流を拡大し、法執行の安全、特に対テロ協力を強化していきたい」としました。さらに、「今年は東南アジア諸国連合(ASEAN)創設50周年で、来年は中国とASEANの戦略的パートナー関係締結15周年にあたる。タイが独自の影響力を発揮し、瀾滄江・メコン川協力と中国・ASEAN関係のレベルを向上させていくよう期待している」と述べました。
一方、プラユット首相は、「中国側による『一帯一路』構想や瀾滄江・メコン川協力など、地域の共同発展を促す重要な主張を支持し、積極的に参加していきたい」と語りました。
会談後、習主席とプラユット首相は、「戦略的協力共同行動計画」および「一帯一路」建設、鉄道建設などに関する協力文書の調印式に立ち会いました。(鵬、星)
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