外務省の華春塋報道官は1日の記者会見で、「南海各方面行動宣言」の実行に向けての第22回共同作業部会が8月30日にフィリピンで行われたと述べました。会議は和やかなムードで行われ、「南海行動ルール」の制定に向けて順調な滑り出しをしたとのことです。

　華報道官は、「今回の会議は、王毅外相が先ごろの『中国・ASEAN外相会議』で打ち出した『南海行動ルール』に関する3段階の交渉における２段階目であり、友好かつ打ち解けたムードで進んだ。宣言の実行やルールの問題、海上の実務協力などについて突っ込んだ意見交換が行われ、次回の交渉の原則やルート、方式、業務体制などについて、合意文書が作成された。今後の交渉に向けて順調にステップを刻んでいる」と述べました。（Mou）