BRICS（ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカ）5カ国の共同出資により設立された新開発銀行が、南アフリカのヨハネスブルグで正式に支店を開業しました。アフリカ向けの専用窓口となるこの支店は、新開発銀行にとって初の海外支店でもあります。

　外務省の華春瑩報道官は18日の定例記者会見で祝賀の意を示し、「中国側は、新開発銀行南アフリカ支店がアフリカ国家の発展において役割を発揮できるよう支援していく」と述べました。

　さらに、「新開発銀行はBRICS国家の協力システムにおける重要な部分であり、BRICS国家の共同発展を実現するブースターとしての役割を果たし、南南協力に新たなエネルギーを注いだ。BRICS協力のスタートから20周年に当たる今年は、BRICSの枠組みが定めた中国年でもある。中国は輪番議長国として、第9回BRICS首脳会議を、9月3日から5日まで福建省のアモイで開催する。各側と共に、共通認識を集め、協力の青写真を描き、会議が豊かな成果を収めるよう推進していく」と述べました。（雲莎、謙）