20170220news7
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ケニアの日刊紙『ビジネス・デイリー』はこのほど、BRICSの五カ国(ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカ)が信用格付けの独立機構を設けることについて伝えました。
記事によりますと、独立機構の設立は、2015年に開催されたBRICSのウファ・サミットで提起され、『ゴア宣言』で改めて確認されたもので、BRICS5カ国は現在、金融の専門家を招き、ビジネスモデルと関連するアルゴリズムについて討議しているとしています。
さらに、独立した格付け機構を新たに設立する理由として、現在の3大機構である、スタンダード& プアーズ(S&P)、ムーディーズ、フィッチが、いずれも先進国が定めた基準を適用するものであり、発展途上国と新興市場の格付けに対し、政治的偏見が存在することを挙げています。
記事はまた、現在の3大格付け機構が、世界における格付けビジネス全体の90%を占めていることから、BRICSによる独立機構の設立は容易なことではないとの見方も示しています。(Mou、む)
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