四川省九寨溝県の被災地で救援活動を展開している中国武装警察交通部隊は8月9日12時現在、倒壊した道路12か所を整理し、20キロの道路を修復し、危険のある場所を32か所整備しました。

　地震が起きた後、武装警察交通第一総隊第三支隊突撃隊は探査装置、爆破や取り壊し用の重機、ブルドーザーなどの救援装備を携え、9日早朝4時40分に被災地入りし、探査を始めました。

　12時頃、武装警察交通部隊の傅凌司令官を載せたヘリコプターが震源地に到着。傅司令官は被災状況を実地踏査した他、交通運輸省、地震局などの指導者と専門家と共に、対策案を協議し、緊急救援対策を手配しました。武装警察交通部隊の偵察分隊、レスキュー分隊、地質災害踏査分隊、無人機分隊など多くの突撃部隊も協力しあいながら、震源地周辺への全方位の偵察、人命探査、地質踏査を行いました。

　武装警察交通部隊の将兵300人余りが80台あまりの救援用重機などの専用設備を携え、震源地に向かっているということです。（Yan、Kokusei）