オランダ食品消費者製品安全管理庁(NVWA)は3日、卵に農薬が混入した疑いのある180カ所の農場を調査した結果、147カ所の農場の卵に、フィプロニルという殺虫剤が混入していたと発表しました。当局は問題の卵を回収するとともに、衛生基準に達するまで問題の農場を閉鎖することになりました。
オランダ食品消費者製品安全管理庁の発表によりますと、147カ所の農場のうち、1カ所の農場の卵は食べてはいけず、58カ所の農場の卵は子供が食べてはいけないと注意を促しています。その他の農場の卵はフィプロニルの混入量が低く場合によって食べてもいいということです。
オランダでは、市場に出回る卵に数字とアルファベットからなるスタンプ番号が押されてあり、鶏の飼育方法や、原産国、原産農場などのデータが組み込まれています。
なお、オランダは欧州の家禽類製品の主要輸出国で、卵を生産する農場は約2000カ所にも上り、鶏卵輸出量は毎年60億個を上回っています。(朱)
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