20170728news3
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「廃棄物輸入禁止と固体廃棄物輸入管理制度改革推進に関する実施計画」がこのほど、国務院弁公庁によって公布されました。
これは、中国への廃棄物の輸入を全面的に禁止するとともに固体廃棄物輸入管理制度を整備することで、固体廃棄物の回収と利用の管理を強化し、循環経済を発展させ、環境を改善し、生態環境と国民の安全を守るよう要求するものです。
同計画は「廃棄物輸入を禁止する管理制度を整備し、2017年末から、生活廃棄物のプラスチックや、分別されていない紙くずおよび繊維素材、バナジウムといった環境への危害が大きい固体廃棄物の輸入を禁止していく。また、2019年末からは、国内資源で代替できる固体廃棄物の輸入を次第に中止していく。輸入する固体廃棄物を段階別、種類別にリストアップし、輸入品目と数を次第に減少させていく」と打ち出しました。
中国では原料不足を緩和するため、1980年代以降、原料に用いられる固体廃棄物の輸入を開始しており、その管理制度システムが確立されています。しかし、ここ数年、不法な輸入が続き、国民の体の健康ならびに生態環境の安全に大きな危害をもたらしています。これについて今回公布された計画は「廃棄物の不法輸入の抑制を強化しなければならない」と強調しています。(玉華、謙)
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