中国外務省の耿爽報道官は12日に北京で行われた定例記者会見で、「中国軍のジプチでの補給基地の整備は、中国・ジプチ両国政府が友好協議を踏まえて行った決定だ」と述べました。

　中国国防省はこのほど、中国人民解放軍のジプチ補給基地の正式竣工を発表しました。これに対して、一部外国メディアは「中国の海外軍事拡張としてとらえることもできる」との見方を示しています。

　耿報道官はこれに関する質問に対して、「中国軍のジプチでの補給基地整備は、中国とジプチ両国政府が友好協議を踏まえて行った決定だ。基地の完工と運用開始は、中国のアデン湾やソマリア海域での護衛任務の執行、人道主義援助の展開などの国際義務の履行に役立つ。また、ジプチの経済、社会の発展、中国のアフリカおよび世界の平和と安定の維持にも、より大きな貢献を果たすことに役立つものである」と述べました。（Yan、Kokusei）