ドイツを訪問している習近平国家主席は現地時間4日夜、ベルリンのリーバーマン邸でメルケル首相と会談しました。

　習主席は「今回の訪問を通じて、ドイツとの全方位的な戦略的パートナーシップを推進したい。また、ドイツの企業が『一帯一路』建設に積極的に参加することを歓迎する。『一帯一路』構想は互恵協力を目標に、共に相談、建設、享受することを中心的な理念としている。この構想は中国が提出したものだが、沿線の各国および世界に帰属し、その恩恵は各国に及ぶものである」と述べました。

　また、中国と欧州の関係について、習主席は「欧州連合（EU）の団結、安定、繁栄、開放性を支持する。中国とドイツの関係が中国と欧州の関係をけん引し、安定させていくこと、ドイツが中国と欧州のハイレベルな関係発展を推進していくことを期待している」としました。

　メルケル首相は「欧州と中国の関係発展を推進していく。ドイツは、国際的な取り組みにおける中国の役割を重要視し、中国の多国間主義を支持する姿勢を称賛する」と述べました。（鵬、謙）