上海協力機構(SCO)首脳理事会の第17回会合が現地時間の8日と9日、カザフスタンの首都アスタナで開かれました。SCO加盟国の安全を確保し、主管部門間における協力効率を引き上げるため、各国は「SCO極端主義反対条約」に調印しました。

外務省の陸慷報道官は12日、北京で開かれた外務省定例記者会見で、「SCOアスタナサミットで、共同で国際テロリズムを取締る声明が発表され、また、「SCO極端主義反対条約」が採択されたことは、本機構加盟国によるテロリズム、分裂主義、極端主義など3つの勢力の取締りへの決意の表れであるだけでなく，SCOの法執行及び安全保障面に於ける協力の法的基礎を強化するものとなる。これらが互いの協力拡大を利するものとなり、国際テロ取り締まり活動に更なる貢献をもたらすものと信じている」と述べました。

　また、陸報道官は続けて、「アスタナサミットの場で、習近平主席は、中国が2018年6月に中国でSCOサミットを主催し、ホスト国として、政治、経済、安全保障、人材、文化、メカニズム構築などの分野に於いて、長期親善友好協力条約に関する向こう5年の実施要綱の締結や、3つの勢力取締りについての向こう3年間の協力要綱についてなど、一連重要な構想と措置について提唱を行う予定だ」としました。（任春生、む）