関連報道によりますと、国連のグテーレス事務総長はこのほど、呉紅波事務次長に替わる新たな国連経済社会局事務次長として、中国の劉振民外務次官を正式に任命しました。これを受け、外務省の華春瑩報道官は9日、任命を歓迎する意向を表明した上、「劉振民外務次官が就任後、国連が経済、社会分野でより多くの成果を上げられるよう努めていくことと信じている」と語りました。

　華報道官は当日の記者会見で「中国はグテーレス総長の任命決定を歓迎する。劉次官は長年、多国間、二国間業務に携わり、国連行政にも精通しており、豊富な経験がある上、優れた能力を備えている。劉次官が国連経済社会局事務次官に正式就任した暁には、国連が関連活動の展開でより多くの成果を実らせ、『持続可能な開発のための2030アジェンダ』の実施に向け積極的役割を果たすことと信じている」と述べました。

　また、「中国は一貫して国連の諸事業を極めて重視、かつ積極的に支持している。ここ数年の間に国連経済社会局事務次官に就任した呉紅波氏、沙祖康氏はいずれも中国の出身であり、経済、社会発展の分野における国際協力の推進に重要な貢献をし、広く好評を博してきた。中国は今後も引き続き様々な分野における国連の活動を力強くサポートしていきたい」と強調しました。（Yan、む）