楊潔チ国務委員は19日、欧州連合（EU）のモゲリーニ外務・安全保障政策上級代表と共に第7回中国・EUハイレベル戦略対話を主宰し、会議後の記者会見で現在の朝鮮半島情勢について中国側の立場を説明しました。

　楊国務委員は、緊迫化しつつある朝鮮半島情勢について、「中国側は強い関心を持っている」とした上で、「我々は、朝鮮半島の非核化や地域の平和と安定の維持、対話と交渉による問題解決という立場を揺るぎなく堅持していくとともに、対立と緊張の深刻化を招くあらゆる言動にも反対する。また、我々は関係各方面が情勢緩和のために確実な努力を払い、関連問題の解決に向けて対話と交渉の環境づくりに努めるべきだと主張している。中国は域内の近隣国家として、引き続き安保理決議を全面的かつ厳格に実行すると同時に、仲介役の役割を果たし、朝鮮半島の安定維持と非核化プロセスの推進に取り組んでいきたい」と強調しました。（洋、星）