サンクトペテルブルクの地下鉄で起きた爆破テロを受け、ロシア政府は治安を強化するとともに、世界各国が協力してテロと戦うことを呼びかけています。

　シリアでのテロリストに対する空爆を開始して以降、ロシア国内ではテロの脅威が高まってきました。国内のテロリストと国外のテロ組織が結びつくことで、テロがロシアの大都市へ広がっていく恐れがあるとの報道もされています。

　このような状況を踏まえ、プーチン大統領はテロや過激主義の取り締まりにおける国際社会の協力を緊密にすることを、数回にわたって呼びかけています。今回の地下鉄爆破テロにより、ロシアのテロ対策意識はさらに強化されたとみられています。（鵬、謙）