習近平国家主席は5日、フィンランドの首都・ヘルシンキで、サウリ・ニーニスト大統領と会談しました。

　席上、習主席は「中国とフィンランドは相互尊重、平等交流、協力共栄を中心とした友好国であり、良きパートナーであり、両国国民も従来から互いに友好的感情を抱いている。フィンランド国民は新たな百年目標に向けて踏み出したところだが、中国国民も同様に『2つの百年』の奮闘目標と中華民族の偉大な復興という中国の夢の実現のために奮闘している。中国とフィンランド両国の発展ニーズには符合するところが多い。双方は戦略的・長期的見地から両国関係発展の正しい方向を把握し、ハイレベル往来を強化し、戦略的相互信頼を深め、2国間関係の政治的基盤を固めると同時に、協力の潜在力を掘り起し、互いの強みを生かす形で、各自の発展の道のりにおいて、互いを支持していくべきだ」と強調しました。

　これに対し、ニーニスト大統領は「フィンランド独立100周年という節目にあたる今年、習近平主席がフィンランドを公式訪問されることを心から歓迎する。フィンランドは中国の発展の成果と国際問題の解決における中国の役割を重要視しており、今回の訪問を契機に、双方のハイレベルと各分野での交流が密接になり、経済貿易、投資、イノベーション、環境保全、観光、冬季スポーツ、北極問題などの分野及び一帯一路枠組みの下での協力がさらに深まることを期待している。今後も、重大な国際問題対応での交流と協調を強化し、EUと中国の協力関係の緊密化を推進していきたい」と語りました。（ミン・イヒョウ　む）