習近平国家主席のフィンランド公式訪問に先立ち、フィンランド駐在の陳立中国大使は、「中国とフィンランドの関係は異なる歴史文化、社会制度、発展段階の国同士が平和共存、互恵協力を実現させる見本である」と両国関係を高く評価しました。

　陳大使によりますと、フィンランドのサウリ・ニーニスト大統領の招きに応じて、習主席は4日から6日にかけてフィンランドを公式訪問します。これは今年に入ってから、習主席が欧州連合（EU）諸国に対して行う初訪問で、中国の国家元首が22年ぶりにフィンランドを訪問することもあり、重要な歴史的意義を持ちます。訪問期間中、両国首脳は二国間関係やともに関心を寄せる問題について意見交換し、両国協力の未来像を描く予定です。

　フィンランドとの交流、協力について、陳大使は「双方は貿易投資、省エネと環境保護、クリーン技術、文化教育、科学研究とイノベーションなどの分野で実務的な協力を行い、著しい成果を収めた」と述べた後、「中国は2022年冬季五輪の招致に成功した。今後両国はウィンタースポーツにおける協力がいっそう拡大するだろう」と期待を寄せました。（Lin、星）