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　外務省の劉華人権問題特別代表は27日、スイスのジュネーブで開かれている国連人権理事会第34回会議に出席し、アフリカ諸国と中国を代表して、「平和を維持し、人権の促進と保護を図る」をテーマとした演説を行いました。平和が人権を促進し、保護する根本的な前提かつ基礎であることを強調し、恒久平和を実現させ、人権を促進、保護することについて五つの提案をしました。

　劉特別代表は、その際に「恒久平和を実現させ、人権を促進、保護するには、各国は『国連憲章』の趣旨と原則を遵守し、『共同・総合・協力・持続可能』という安全に関する理念を確立し、次の各方面から努めていくべきだ」と述べました。

　劉特別代表が示した五つの提案は、「①平等なパートナー関係を確立すること」、「②平和的ルートで争いを解決していくこと」、「③協力を通じて平和を維持すること」、「④発展によって平和を促進していくこと」、「⑤文明の多様性を尊重すること」です。

　なお、国連人権理事会第34回会議は2月27日から3月24日にかけてジュネーブで行われています。今年の人権に関するハイレベルのテーマ別討論会では「対話と国際的な協力の強化によって、人権の平和建設への貢献を促進」というテーマについて話し合われます。（藍、星）