朝鮮外務省の報道官は15日、国連安全保障理事会がこのほど出した、朝鮮が再び弾道ミサイルを発射したことを非難する声明に反対すると表明しました。その上で、朝鮮が核戦闘力を引き上げたのは、アメリカ及びその追随者からの核戦争の脅威に対応したもので、国家の主権と民族生存の権利を守り、朝鮮半島の平和と地域の安定を確保する上での自衛措置だとしました。
朝鮮中央通信が15日、外務省報道官の話の引用として伝えたところでは、朝鮮の最高指導者・金正恩(キムジョンウン)氏は新年の挨拶で、大陸間弾道ミサイルの発射準備が詰めの段階に入ったと発表したということです。その後、朝鮮は、最高指導者が任意に決めたタイミングで、複数回の核戦闘力を強化する措置を行うことも正式に表明してきたとしています。
報道はまた、朝鮮は国連安保理が採択した朝鮮のミサイル関連決議案を受け入れず、今後も絶対に承認しないとしました。
これに先立ち、国連安保理は13日、朝鮮の弾道ミサイルの再度の発射を強く非難し、この種の行動をとりやめるよう求める決議を採択しました。
なお、朝鮮中央通信によりますと、朝鮮は12日、地対地中長距離弾道ミサイルを発射し、成功したということです。(Yan、Keiko)
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