中国国務院弁公庁はこのほど、医薬品の製造、流通、使用に関する政策の整備について意見書を発表しました。今後、医薬品の売り上げで医療サービス費用を補う現在のシステムを撤廃し、薬価の不当なかさ上げを解消するよう求めたほか、薬品審査の許認可プロセスの合理化などが盛り込まれています。
今回、国務院弁公庁が発表した『医薬品の製造、流通、使用政策の整備改革に関する意見』の内容は、製薬から消費までの各段階に及ぶもので、医薬品分野のサプライチェーンと全ての過程に関わる重大な改革政策です。特に、薬品の使用に関しては、医薬品の売り上げで医療サービス費用を補うこれまでのシステムを撤廃し、薬品の価格高騰を抑えるよう強調しています。
意見書は他にも、薬品審査の許認可プロセスを合理化し、臨床現場での需要が高い薬品の審査を速めることのほか、医薬品分野とIT分野の企業同士の連携をさらに強化することで、オンラインとオフラインの融合発展を推進し、新しい業態を育てて行くことなどを求めています。
(雲莎、謙)
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