日本政府は2010年12月に医療ビザの政策を打ち出し、海外にいる患者の訪日治療を受け入れることで観光消費の牽引を図りました。しかし、2011年3月に発生した東日本大震災によって、医療ツアーを含むサービスが大きなダメージを受けました。ここ2、3年で、医療ツアーが回復を見せています。
ABC旅行社を経営する孟凡海氏は、「2015年に日本が医療ビザを発給した中国人の数は900人あまりになった。2016年の結果は2000人を超えるだろう」と予測しています。
日本政府が発表したデータによりますと、2016年に日本を訪れた外国人観光客は2403万9000人で、そのうち中国大陸からが637万3000人となっています。2016年に日本を訪れた中国人観光客1人あたりの消費額は23万2000円で、前年より18.4%下がったということです。
中国人観光客の変化に合わせて、日本各地の観光部門や医療機関は協力を行い、中国人を対象とする各種の医療ツアーを打ち出しています。(殷、謙)
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