マレーシアの報道によりますと、沈没した客船は事故発生当時、船の設計上の定員を超える31人を乗せていたということです。このほか、船の製造側は、「この船はこの前に一度事故があったため徹底的に改修したことがある。今回は航行条件が整っていたかどうか、詳しいことは分からない」と明らかにしました。

　マレーシアのリオウ・ティオンライ運輸相は2日、「今回の沈没事故において、一部の面でマレーシア側は確実に不当なやり方をしていた。政府は規則や基準を制定したが、関連部門はその通りに実行してはいなかった」と指摘しました。

　マレーシア駐在の黄恵康中国大使は1日、救助された中国人観光客20人を見舞った際に、「マレーシア関連部門に、行方不明者全員を見つけるまで、引き続き救助活動に全力を上げるよう求める」と強調しました。（朱、謙）