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マレーシアサバ州の観光地ムンガルム島近海で起きた客船沈没事故について、マレーシアの海上警備局は30日、行方不明になった観光客の捜索範囲を拡大すると共に、ブルネイからも捜索隊が派遣されることになったことを明らかにしました。
マレーシア海上警備局の声明によりますと、30日朝7時から、マレーシア海上警備局の捜索船とボンバルディアCL-415型飛行機、マレーシア海軍の軍艦及び空軍のC-130ハーキュリーズ輸送機、それに隣のブルネイのヘリコプターなどが出動、サバ州とブルネイ海域の1500平方海里で捜索活動を続けています。
中国人観光客28人と地元の乗組員3人を乗せた客船は28日、コタキナバルからサバ州の観光地ムンガルム島に向かう途中の海域で連絡不能となりました。その後、船は沈没、これまでに22人が救助されましたが、6人は依然行方不明であるほか、3人の死亡が確認されています。
30日未明、救助された20名の中国人観光客はコタキナバルに到着、そのまま付近の病院に搬送され、手当てを受けています。
なお、この事故を受けて、習近平国家主席は29日、外務省とマレーシア駐在の大使館、領事館に対し、地元の関係部門との連絡を強化し、全力で捜索活動に取り組む旨、また、交通運輸省や国家観光局など関係部門に対しても、直ちに緊急対応メカニズムを稼動し、マレーシア政府を支援し、救援活動を進める旨、緊急指揮を行いました。
李克強首相もまた、連絡の途絶えている中国人観光客を一人残らず救出するよう、マレーシア政府に促すことを関係各部門に命じた他、在外国民保護メカニズムの枠内で事故を適切に処理し、我が国民の合法的な権益を守りつつ、関係部門と連携し、事故にあった観光客の家族に関連情報をタイムリーに伝え、事後対応を行うよう指示しました。(藍、む)
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