米国のトランプ次期大統領の就任演説を20日に控え、各方面から中米関係の行方についての関心が寄せられていることを受け、外務省の華春瑩報道官は19日、定例記者会見の場で、「中国政府は米国の新政権とともに、中米関係の新たなスタート地点からのより大きな発展のために努力していきたいと考えている」とコメントしました。

　米国の新政権が今まさに歴史の表舞台に立とうとするこの時、オバマ政権はその最後の時を迎えることになります。華報道官は、中米関係のこの８年の経過を振り返り、必要なスタンスとして以下の３つのポイントをまとめています。

　まず、終始一貫して中米関係の正確な方向を見定めること。

　二つ目に、終始一貫して中米協力のパイを広げることに徹すること。

　最後に、終始移管してセンシティブな問題と齟齬には建設的な対処をし、互いの譲れない部分や触れてはいけない部分を尊重すること。（雲・む）